外の様子を見計らって、靴を持って玄関と正反対の位置にある窓から外を出た。
『何か俺達、泥棒みたいだな』
窓から外に出て、淳が言った。
「仕方ないだろ。表は野次馬が集まってるし、警察とかも来るから」
人と言うのは不思議なもので、死体なんて見てもいい気分にはならないのに好奇心で見に行ってしまうのだ。
従って、死体の周りには野次馬がいっぱいいるのだ。
しかし幸い裏には居なかったので、裏の細い道を歩いて誰にも見つからずに大通りに出れた。
「とりあえず、淳の家に戻るか」
午後五時十分。
時間が無い。
俺の家だと親が居るし、ここからも少し遠い。
『いいぜ!!』
『ほら早く!! 走るよ!』
葛西が足を速めた。
『そうだなっ!』
淳も走った。
よし俺も――ってあの二人足速っ!!
二人は既に数メートル先を走っていた。
俺も急いで二人を追い掛けた。
俺、走るの苦手なんだけど……。
そう思いながら。
『何か俺達、泥棒みたいだな』
窓から外に出て、淳が言った。
「仕方ないだろ。表は野次馬が集まってるし、警察とかも来るから」
人と言うのは不思議なもので、死体なんて見てもいい気分にはならないのに好奇心で見に行ってしまうのだ。
従って、死体の周りには野次馬がいっぱいいるのだ。
しかし幸い裏には居なかったので、裏の細い道を歩いて誰にも見つからずに大通りに出れた。
「とりあえず、淳の家に戻るか」
午後五時十分。
時間が無い。
俺の家だと親が居るし、ここからも少し遠い。
『いいぜ!!』
『ほら早く!! 走るよ!』
葛西が足を速めた。
『そうだなっ!』
淳も走った。
よし俺も――ってあの二人足速っ!!
二人は既に数メートル先を走っていた。
俺も急いで二人を追い掛けた。
俺、走るの苦手なんだけど……。
そう思いながら。