香さんは私を見つけると笑顔で手を振った。


何時もよりラフな感じの香さんは、ヴィンテージっぽいジーンズにさらっと黒のVネックのTシャツをきていた。


首には重めのアクセが光っている。




―――キュン




カッコイイ!!!

まだ会ったばかりなのに早いよね(笑)


「早かったよね。ごめんね」

「大丈夫です。……香さん私服…」

「えっ??ヤバい??」

慌て自分の服を見回す。


私は笑いながら

「いえ、初めて見たから…素敵です。」

香さんは顔を赤らめていた。


「はい」

そう言って渡されたのはメット。。。

「これ香さんの??」

香さんの横には黒のビックスクータが…

「そう、可愛いだろ?」

そう言いながら愛しそうに撫でている。




…何だか嫉妬(笑)




私もバイクになるっ!!