愛を知った時



俺はおどけて


「あ~~~~あ。ふられちゃったよ」


そう言って結花ちゃんの方を見た。


今にも泣き出しそうな結花ちゃん。


不謹慎だけど可愛いよ。


必死に言葉を続ける結花ちゃん。


「……あ…ほんとに…ごめんなさい」


俺は結花ちゃんのほっぺたを触りながら言った。


「そんな顔されちゃかなわないな。。」


「……」


あ~~~~~もう。

ずるいよ、その顔は!!!!



「わかったよ、わかった。彼氏のことそこまで想ってるなら、今は諦めるよ」



「…ありがとう」


「……でも、俺は結花ちゃんの事を、まだ大好きだからね。彼氏になんかされたらすぐにおいでね。」


って、泣いちゃったよ…



「ほら、泣いちゃせっかくの顔がだいなしだよ」


そういって涙を拭った。


俺は手を出した。


「ほら、握手」


そう言って、俺達は握手をした。


「おともだち…ね」

そう言うと、俺は結花を引き寄せて抱きしめた。




愛おしい…



本当はキスしたい…



でも、俺は許されないんだ。。。



そして、結花からゆっくりと離れた。



「ほら、行って。みんなが待っているよ」




「うん」



そう言って結花ちゃんは部屋を出て行った。