クールな彼氏【短編】




嫌だよ…、秋ちゃん。



…秋ちゃんのそばにいれるなら、

秋ちゃんがあたしの事を好きじゃなくていい。






だから…。

他の子と話さないで…。

他の子と付き合わないで…っ。



視界が、だんだん歪んでいく。





嫌…っ。

嫌だよ、秋ちゃん…。






「……いや「先輩っ!!」



またもや、
大きな声が聞こえて、さえぎられたあたしの声。




「かーわーのーせんぱーいっ!」



その声にバッと廊下を見ると、


そこには…奏太くん。






な、何で…っ?




「そ、奏太くん?


どうしたの…っ?」



廊下にいる奏太くんに近づいて、そう尋ねる。




けど、奏太くんはジッとあたしを見つめたまま。




…な、何だぁ?