こ、このぉおおお悪魔はぁあああ!
どうして強引にそっち方向に持っていこうとするんっすかねっ、俺がスチューデントセックスは断固として拒否をモットーにしているって知ってるくせに!
ムリムリムリ。
青褪めながら訴えると、見越していたのか、「そうか。無理か」じゃあセックスは諦めてやってもいいぞ、と自分の主張をアッサリ辞退してくる。
マジで?
超優しいっす先輩! 成長しましたね!
……なんて思えないのは、先輩の表情に裏があると分かっているからだろう。
だってこんなにも先輩がアッサリと引くわけない。
いつでも何処でもどんな時でも食べちゃうんだぜゴーゴーお嬢様だ。
何を目論んでいるやらっ!
思った傍から、「実はな。やってみたいプレイがあるんだ」ほぉおらきた。
セックスではないけれど、ヤーらしいプレイ。
狭い車内だからこそヤりたいプレイがあるとか。
やっぱそうくるよな。
先輩が簡単に引くとは思えなかったんだ。
攻めてこその攻め女、攻めてこその肉食女子だし、俺は彼女の攻めに毎度困らされてるんだ。簡単に引くわけないって。
まあ、取り敢えずご要望は聞いてみよう。
叶えられるかどうかは置いておいて、聞かないと話は始まらないしさ。
深呼吸を一つし、彼女にどんなプレイだとおずおず尋ねる。
途端に彼女は目を輝かせて、イソイソごそごそブレザーのポケットから木綿製のハンカチを取り出した。
それをナナメから折り畳んで鉢巻状にしてしまうと、
「これで視界を隠して欲しい」
仕置きはこれなんだぜと言わんばかりの笑みで、とんでも発言投下。
俺はどっかーんと爆発したくなった。
なんですと? 視界を隠して欲しい?
それってつまりあれっすよね。
所謂目隠しプレイというものじゃ。



