私に、幸せなんか訪れない… きっと、また捨てられるんだ… だったら、自分で、出て行った方がマシだ… 外に出ようとすると… 「どこに行くんですか?」 門の見張りをやってる人に 声をかけられた… 「散歩です。許可はとってあります」 適当に返事をした 「そうですか。夜になるまえに帰ってきて下さいね。 夜は、物騒なので…」 「……はい…」 嘘をつく… だって、もう帰ってこないから…