―――――――― ―――――… 「おい、遅いぞ」 歩道を歩きながら、俺の後ろを歩くメイドに言う。 昨日あんな笑顔を見せられて、何か変わることがあるかと思ったけど……。 「成本くん。荷物、持ちたいですか?」 相変わらず営業スマイル。 しかも、主人に荷物を持たせようとか考える所を見ると、全く変化なし。 「……しょうがねぇな…」 渋々、歩くスピードを遅くする。 今まで小走りだった水城は、やっと普通に歩けるようになったようだ。