「何? 真桜と駿、遊園地に行ったことない?」 悠馬の質問に駿は苛立ったように答える。 「そうですけど、何か問題でもあるんですか? 悠馬様」 あくまで、王子スマイルで。 「……興味がないって言ったら、嘘になるけど」 私が呟くと、悠馬は何かを思い立ったのか立ち上がる。 「じゃあ、行くか? 遊園地」 「…………え?」 こうして、なぜか遊園地に行くことになったのでした……。