あなたが教えてくれたこと




リビングに入ると懐かしくてなんだかホッとした



お母さんは私にも哲也と同じようにお客さん用のコップでコーヒーをいれて私たちの向かいに座った



『夏希、ごめんなさいね。お母さん今まで夏希の気持ちも考えずに……』



そう言ったお母さんはまた泣き出して



『…春奈に言われて…夏希がどんな思いでいたのか考えたの
お母さん夏希に恨まれても仕方ないって思ってる』



『恨んだりしてない!』



『お父さんも悪いんだ。
春奈にも夏希にも嫌な思いをさせたな』