あなたが教えてくれたこと




『……とにかく入って』



そう言って目線を少し哲也に移す



そしたらそれまで黙ってた哲也がそっと私の手を離した



『初めまして、横山哲也と申します。今夏希さんとお付き合いさせて頂いてます』



哲也の挨拶にお母さんは少し笑ったように見えた


『じゃあ横山さんもどうぞ』



お母さんがリビングに入る背中を見て少しだけ安心した



家に入れてくれないんじゃないかと思ってたけど



お母さんの反応は全く予想外だったから