『私ね哲也に会った時、哲也と自分が同じに見えたの』 『同じって?』 『哲也は1人で悲しそうな顔してベンチに座ってて 私は行く場所もなくて途方にくれてた』 『うん』 『私たちお互いに居場所が見つからなくて悩んでるみたいだった』 『そうだな』 『あの時哲也に声をかけて良かった 哲也と一緒にいるようになって私は初めて自分の居場所を見つけた気がする』 『俺も大切な気持ちを思い出したよ』