うわぁ……言っちゃったよ……。 そう言った途端、恥ずかしくなった私はぎゅっと目をつぶって下を向いた。 ヤマタロは…… 何も喋らず、じっとしている。 怖い……。 もう……早く何か言ってよ……!! 『好き』って言えたっていう達成感と、ヤマタロの次の反応を待つ緊張感で、私はもう頭がフラフラで。 強くつぶったまぶたの間から、涙がこぼれた。