赤神-白銀の少女-Ⅰ


部屋を出て玄関に行くとそこには
執事の田中律が立っていた


「お車の準備ができました」

「そう、ありがとうございます」

「お嬢様
朝食は…?」

「まだ食べていませんが…
時間も時間ですし
食べないで行こうかと」


私はそれだけ言って車のところまで行った


「そうですか…
では、せめてサンドイッチだけでも
召し上がってください」

「えぇ」


律はそれだけ言って車のドアを開けて待っていた
私はその車に乗り近くにおいてあった
サンドイッチを手に取り食べた


「まぁ、おいしい」

「ありがとうございます」