老犬チロと私たちの絆

部屋に閉じこもりバリケード代わりに、ドアに背をかけどかりと座った。


耳をそばだててリビングの様子をうかがうが、両親がこちらに向かう様子はない。


私は、机に出しっぱなしの美容専門学校のパンプレットたちを一別する。

高校二年生の二学期ともなれば、進路について問われる時期だ。


勉強の得意じゃない私は、専門学校への進学を希望している。


けど、我が家の経済状況をみる限り、進学は難しい。


まぁ、もともと本気で美容業につきたいわけじゃないけれど。


ただ、勉強は苦手だし、かといって就職は厳しいし、もうちょっと遊んでいたい気持ちもあるし、それに、学校側だって、進学率とか気にして、そうゆう生徒には専門学校へいかせたがる。


それだけなんだけど、進学させる力もない両親にあれこれ言われるのは、やっぱりムカつく。