近江の目が、少し赤くなっていた 「今まで……あ、ありがどう……ごさいました」 そう言うと、近江は振り返ることなく、部屋を出て行ってしまった 近江の背中を見送った後に、美月は床に寝そべった 「ありがとう近江」 ゆっくりとまぶたを伏せる 神威様、あなたがいなくなってから、半年になりました