鬼に愛された女



「……行くな。あいつの、とこに……行く、な!」


神威は震える手で美月の着物の裾を握り、一度痛みに顔を歪ませるが、どうにか自力で身体を起こす


「……まだ立っていられるのか。しぶといやつだ」


白雲は眉を寄せて刀を振り上げ……


「やめてっ!」


そう聞こえたかと思うと、白雲の前に突然何者かが立ちはだかる


白雲はかまうことなく斬りつけた