鬼に愛された女



よほど妹が心配なのだろう


いつもは冷静な彼が取り乱していた


「美月、疲れただろう?琥珀は俺が……」


「す、すみません。ありがとうございます」


神威が美月から琥珀を受け取り、優しく抱き上げる


琥珀は美月と違って疲れてはないようだが、神威に抱かれていることに不満そうな顔をしていた


「それで、どうして近江と白雲がそんなことに?」