鬼に愛された女



「白?」


突然黙りだした白雲に不思議に思い、美月は顔を覗き込もうとすれば


「……美月、その子を渡せ」


「え?本当にどうしたの白」


「俺は南と夫婦になれば、お前の近くにいられると思っていた。そしていつか、お前を手に入れるつもりでいた。けど、あいつが言うように、その赤子の存在が、俺を苦しめる。俺からお前を奪っていく」


「あいつ?何を言って……きゃっ!」


白雲は美月の腕を捕まえ、琥珀を奪おうとする


白雲が琥珀を強く捕んだせいか、泣き出し始めてしまった