鬼に愛された女



神威の顔は真っ赤に染まっていた


「たくっ。変なことを言いやがって」


「可愛いじゃありませんか。なにが恥ずかしいのですか?」


「……昔それでからかわれた」


まぁ。と、美月は手に口に手を当てると、神威の頭を優しく撫でる


「そうですか。でもわたくしは神威様が好きです。ですからくるくるの神威様も、今の神威様も好きですよ?」


「……まいったな」


神威はそっと琥珀の目を手で覆うと、美月の唇に自分の唇を重ねた