鬼に愛された女



「どうした?大丈夫か!?」


「だっ……」


大丈夫。そう言いたかったが、吐き気で言葉すらでない


必死に口に手をあてていると、神威が近江を呼び出す


「どうしたのですか?……ひ、姫様!?大丈夫ですか?姫様、少しお待ちください」


一度部屋を出た近江だが、すぐに桶と水を持ってきた


「……頭領は出て行ってください」


「なんでだ。俺は美月のそばにいる」


「姫様のためです。早く出て行ってください!!」


近江に背中を押されて、強制退場されられたら神威だった