キミニアイヲ.

まだほんの数センチしかない赤ちゃん。


まだ目も耳もない赤ちゃんに、こうやって莉子は毎日話し掛けていた。



これから大きくなっていくお腹を想像して


楓と三人で幸せに暮らしていく日々を夢に見て


そうしてるうちに、不安より楽しみの方が大きくなっていた。



この子はきっと元気に産まれてきてくれる。


絶対幸せにするんだ。



そう信じて疑わなかったのに──




「あぁ…これは……」



翌日の検診で、エコーを見ながら聞こえてきたのは


酷く深刻そうに呟く院長先生の重い声。