キミニアイヲ.

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翌日の夕方、莉子は乗り気じゃないながらも客との待ち合わせの場所にいた。



「愛莉ちゃん!お待たせ」


「こんばんは、中谷サン」



いつもの営業スマイルを振りまく。

相手は常連の中年男。



「じゃあ行こうか」



いつものように肩をグイッと抱き寄せられる。



「──っ!」



その瞬間、ゾクッと悪寒のようなものを感じて体が強張った。

この男と密着するのを体が拒否している感じ。


普段はなんともないのに何故…?



「ん?どうかしたかい?」


「あ…ううん!なんでもないよ」



──気のせい、だよね…。


そう言い聞かせ、気にしないようにしてホテルへと向かった。