碧空さんは、ピタッと歩くのを止める。 「碧空さん…?」 「怒ってなんか…いない。ただ、もう二度と黙ってなんか来るなよ。」 「碧空さん…ごめんなさい…。」 「だから、もう帰れ」 …………………え? 「い、今…なんて…」 「アメリカに帰れ。また連絡するから。勝手でごめん」 碧空さんは、そう言ってまたどこかへ行ってしまった。 待って。 ちょっと待って… 帰れって…本当に? 私は理解できずに、ただただ混乱していた。 _