だって。 涙が出ちゃいそう。 久しぶりに聞く、里美さんの声だもん。 「佑月ちゃん?どうしたの〜?おかえり。」 おかえり。 聞くと、幸せな気持ちになる言葉。 「里美さぁぁん…会いたかった〜…!」 「あらあら、まぁまぁ。大きな子供ね。中に入んなさい」 思わず、里美さんに抱き着いてしまった。 そして里美さんは、優しく中に案内してくれた。 「お…お邪魔しまぁ…す」 気分は何だか、お客さん状態。 「お邪魔します、じゃなくて。ただいま、でしょ?」 そう言いながら、里美さんは、笑う。 _