リビングの机には置き手紙が


『母さん今日は
仕事で帰れません(´Д`)
朝のお弁当は各自なんとかしてね☆』


これは昨日の置き手紙と理解


「親父はもう仕事で
千歌と音和は学校………
昼どうしたんだ?」


誰ひとり居ないリビングで
財布をチェック


「…いちにい…さ…」


財布を机に置いて
玄関へ直行


鍵を閉めて履き馴れた靴を
地面にトントンっと叩き


「3円とかふざけてるよな~」


遅刻済みの学校へ向かう