「本当か!?」 「はい!」 工藤先生は 手に持っていた茶色い封筒から 何かを出した 「これ、まさかと思って さっき持ってきたんだよ 佐高が狙ってるN高のパンフだ。 それからこっちの紙が 先輩たちからの 受験をする上でのアドバイス……」 「……先生、」 「ん?どうした?」 「……ありがとうございます………!」 僕は工藤先生に知り合えて良かった、と 心からそう思えた。