愛して。【完】






「あたし、蓮の女になんてならないし!」


「お前に拒否権はねぇ」




あるわっ!!と蓮の頭を叩いてやりたい…


けど、総長様にそんなことをするほどあたしも愚かじゃない。




「悪いけど、あたし…姫になる気も蓮とする気も特定の男を作る気も無いから」




あたしがそう言うと、大河が笑いこける。




「クククッ!!蓮の奴、振られてやんの」




…振られたもなにも、別に告られたわけでもないけどね。


…アレ?


でも、これって遠まわしに告白されてんの?


どうなの?


…よくわかんないなぁ、暴走族ってのは。




そんな大河を睨んでいる蓮に、颯が耳打ちで何かを伝える。


蓮は何を聞いたのか、少し目を見開くとニッと笑ってあたしを見た。