「…そんなの、別に決まってねぇよ。総長が認めた女なら入れる」
「…でもっ!」
隼は、悔しそうに唇を噛み締める。
そこから女への憎しみが垣間見えて、あたしはフッと笑った。
そんなあたしを見て、隼は顔を真っ赤にして叫ぶ。
「女、何笑ってんだよ!!」
「フフッ……アハハッ!!
…ハハッ…えっと、隼…だっけ?あんた顔に出過ぎ。お陰で久しぶりにこんなに笑ったよ。
でもね、女が嫌いなのはいいけど全ての女をそんなふうに思わない方が良いよ?
確かにあたしは、隼の嫌いな女の類なんだろうけど。
女だって、そんな人ばかりじゃないんだからさ」
自分の大嫌いな女のことを庇うのはどうかと思うけど、ちゃんとあたしを見てくれる女がいることも、あたしは知ってる。
「あたしを嫌おうと、あたしはどうでもいい。
でもね、女女って罵り続けると……本当に自分が守りたいって人が出来た時、困るのは隼だよ」


