愛して。【完】






その瞬間、目を見開く獅龍メンバー。


それはあたしも同じで。


ハッと我に返って、口を開く。




「意味わかんない。それよりさ、そこ…退いてよ」




未だに出入り口の前に佇む獅龍メンバー…そして蓮斗に言う。


でも、蓮斗はそんなものお構い無しらしく。




「お前、倉庫来い」




そう言って、あたしの腕を掴んだ。




「…は?ヤダし。そんなところ行くんだったら、男の相手でもしてるわよ」


「大河は無理なのに他の男の相手なら出来るのか?」




…こいつ、大河と何もなかったことわかってるんだ。




「…生憎、あたしは学校でする趣味もなけりゃ、不良とする趣味もないんでね」


「…へぇ。面白い。お前……やっぱ倉庫来い」


「無理だって言ってんでしょ。てか離して。あたし、帰る」


「どこに?」


「……男の所?」