愛して。【完】






「糞女って…酷い言われようだね?ま、別に否定もしないけど。




でも、一つ言っとく。


あんた等があたしをどう思ってるかなんて知らないけどさ。
あたしにとっちゃぁ、あんた等なんてどうでもいいんだよね。

別に獅龍のブランドが欲しいとも思わないし、顔で判断しようとも思わない。


あんた等も顔やブランドで判断してほしくないって、思ってんじゃないの?





ならさぁ……


あんた等も、顔や噂で人を判断すんじゃねぇよ」




あたしがそう言った瞬間、目を見張る不良達に、別にあたしは顔や噂で判断しても強ち間違っちゃいないけど、と付け加えて笑うと、タバコの火を足で踏み消して蓮斗達によって塞がれている出入り口に近付いた。




「そこ、退いて。もうここには来ない。勝手にアンタ等が使えば」




そう言って、ギロッと蓮斗達を睨む。


でも、そんなものは聞かないようで。


なぜか。


蓮斗はニッと笑うと、




「お前、面白いな」




と、あたしに言った。