愛して。【完】





そう言って大河は、あたしの横に座る。




「…何で横にすわんのよ」


「別によくね?同じベッドに入った仲だし」




大河の最後の言葉はシカトして、あたしは蓮斗に視線を送る。


大河が言っていた“蓮”ってのは“蓮斗”のことだろう。


蓮斗はあたしの視線に気付いてるけど、口を開こうとはしない。


だから、あたしから口を開こうと思った時…


それを遮るように、蓮斗の横にいた鷹樹が口を開いた。




「え、え、真梨ちゃんってそう言うキャラ?つーか、軽くヤンキー?いやいや、それより同じべべべ、ベッドに入ったって??!」


「うるさ…」


「声がでかいのはもともとなんだよっ!」




いや、逆ギレされても困るんだけど。


にしても声でかい…頭痛くなりそうだ。


そんなあたし達を見て、横で大河がククッと笑う。




「同じベッドってのは否定しねぇの?」


「…別に、間違ってないし」




確かに、間違ってないでしょ?


さっき、保健室のベッドに二人でいたわけだし。


それを否定すんのも面倒臭い。