愛して。【完】




それに、どっちかといえば大河の顔よりも鷹樹とか蓮斗の顔つきの方が好みかなぁ…


どっちにしろ、不良とは無理だけど。




「はぁ?しばらく空いてねぇだぁ?俺様から誘ってやったんだぜ?食い下がれるかよ。今からヤるぞ」




さっきとは違う言葉遣いでいきなり話し出したのは……大河。


てか、人の話聞いてないよね。


遠まわしにあたしは“あんたは無理”つってんの!


なんであんたと今から…って、えぇ?


あたしの前に座っていた大河が、行き成り立ち上がるとあたしの腕を掴んで歩き出す。


ちょ、ちょっと待って?


あたし、無理だよ?


学校でする趣味ないもん。


あたし、するならホテル街のホテルって決めてんの!




「大河、離してよぉ…」




上目遣いで大河を見るけど、大河はあたしを掴んだままあたしを見ることなく教室から連れ去る。


精一杯抵抗するけど、大河の手は力を弱めることは無く、寧ろ強くなっていく。