「女、か」
大河がポツリ、呟く。
――女。
それは、醜い生き物だ。
真梨ちゃんのように自分を売る女もいれば、
男を自分を着飾るブランドだと思っている女もいる。
たくさんの女がいる中で本当に綺麗な女もいるのだろうが、あいにく俺らの周りにはそんな女ばかりだ。
その分、俺等といると言うことは真梨ちゃんに相当のリスクを与えていることになる。
女は俺達に常に媚を売るか、怯えて逃げるか。
この学校には、前者が嫌というほどいる。
もちろんそれらは俺等と一緒にいる真梨ちゃんに対して良い感情は持たない――俺等と一緒にいる前からあまり状況は良いと言えないのだろうけれど。
だけど、光を含める下のヤツ等からの風当たりも結構あるだろうし、確実に真梨ちゃんの周りには敵が増えただろう。
そして、大丈夫かな、などと思ってしまう俺は、やはり情が移ってしまったのだろうか。


