愛して。【完】






教室にも行かずに屋上へ直行し扉を開けば、そこには紛れもなくあいつ等の姿。




「あ、颯!やっと来た~」




そう声を掛ける隼に、ちょっと笑って返す。


蓮はすこし離れたところで日向ぼっこをしていて、他のヤツ等は入口近くの日陰に集まっていた。




隼の隣に座れば、「真梨は?」と聞いて来るタカ。

俺が「知らね」と答えると、今度は大河が声を荒げた。




「はぁ?一緒にきたんじゃねぇのかよ。
お前が一人でいいっつーから任せたんだからな?お陰でお姫様を取られた王様は不機嫌きまわりねぇんだけど」




「…来たけど、玄関に置いて来た」

「置いてきたって…まぁ、学校内なら大丈夫か」




そんな俺等の会話を聞いて、タカが口を挟む。




「いや…そうとも言い切れないだろ」

「なんで?だいたい獅龍のメンバーだし、それ以外はただのヘタレな不良…」




……あ。