そのまま視線を蓮に向けると、蓮は何も話す気はないのか、腕を組んで目を瞑っていて。
そんな蓮を見て話し始めたのは、俺ではなく…大河だった。
「面倒臭いことになったんだとさ」
大河の言葉を聞いた真梨ちゃんは、意味がわからない、と言う様に眉間に皺を寄せていて。
「真梨ちゃんの存在が、他の族にバレたんだよ」
そんな真梨ちゃんを見て俺がそう言うと、真梨ちゃんは余計に表情を曇らせた。
「バレた…?」
そう口を開く真梨ちゃんは、意味がわかっているのかわかってないのか。
その眉間の皺は、消えることを知らない。
そんな真梨ちゃんに少し溜息を零して、俺は真梨ちゃんに目を向けた。


