愛して。【完】





目の前には、ソファーに座っているみんな。


隼の隣に座っている真梨ちゃんは、ちゃんとルームウェアを着ているものの、足はしっかり放り出していて。


俺達からすれば、結構な刺激だ。




「じゃ、気を取り直して…?」




そう言う隼のなぜ疑問文なんだ、と言う疑問にもツッコめない俺達は、相当ヤラレてしまったのかもしれない。


真梨ちゃんの色気やらなんやらにやられた負傷者2人はと言うと、鼻血が出たらしいそこに丸めたティッシュを突っ込んでいて。


せっかくの綺麗な顔が台無しだ。


そんな不細工になってしまった1人、隼の隣の真梨ちゃんはブスッとしていて。


そんな顔でさえ様になってしまう真梨ちゃんは、凄いと素直に思う。




そんなことを思われてるなんて知る由もない真梨ちゃんは、そのままの顔で口を開く。




「気を取り直してって…またなんかあるわけ?」


「ちょっと、ね」




そう俺がニッコリと笑うと、真梨ちゃんも笑い返してきて。


何だかそれが自然の流れになっている気がして、少し視線を真梨ちゃんから逸らした。