…あれ? でも、それだったら… 「ブッ」 …あ、来た…… ――隼にも、限界が。 俺がそう思った瞬間に、左からものすごい勢いで“何か”が部屋から出て行った。 その、限界が来た…隼が。 「…被害者、2人かよ」 そう言った大河の声色にも、動揺が含まれていて。 多分、俺もそうなんだろうな、と他人事のように自分を見ていた。