ホテル街は、今にも真っ暗になりそうな空と化していて、夕日でほんの一部だけ赤く染まっている。
周りには行き交うカップル達。
そして、その中で不良に引きずられているあたし。
しかも、それは遊び人の水川真梨。
周りの人から見て、今あたしはどういう風に思われているんだろう。
ただの馬鹿?
自業自得?
それともただの遊び人?
どう思われてたっていい。
そんなことはどうでもいい。
あたしは、遊び人だから。
毎日のようにここに来てる、人間だから。
でも――…何でだろうね。
もう、この目の前の男に連れてかれるしかないのはわかってるのに。
どうしようもないって思うのに、どうしようもなく…
行きたくないと、1人になりたいと、思った。


