愛して。【完】






獅龍の不良さん達はなにかと真面目らしく、授業は喋っているが、ちゃんと教室にいることが多い。


そのため、授業中に教室の外にいるのはただの不良だけになり、


この学校は男子生徒の8割が獅龍に入っているため、自然と授業中は教室の外に殆ど人はいないことになるのだが――…


今日のあたしはとことん不幸らしい。




族に入ってない、廊下でサボっていたらしいただの不良さんが…


遅刻してきたあたしを見て、近づいて来た。




「まーりちゃん♪」


「何~?」




呼びかけにそう可愛く答えるが、内心吐きそうだ。


気持ち悪くて仕方ない。


だって、この不良…金髪だけど髪が痛んでいて汚らしいし、ピアスいっぱい開けてて、アクセジャラジャラしてて付け過ぎ。


そういえば、さっきの不良さん達の中にいたオレンジ赤メッシュのパーマさんもピアスいっぱい開いてたけど、もっとオシャレだったな。




「今からどう?俺暇でさぁ~。保健室行かね?」