愛して。【完】




あたしは不良さん達に背後から近付くと、黒髪のお兄さんの背中をツンツン、と突っついた。


突っつかれた黒髪さんは、怪訝そうにこちらを向く。


そんな彼に、




「ちょっと…ここ、通してくれません?あと、職員室ならこの階段一つ上がって右に曲がった所ですよ」




そう言って営業スマイルでニッコリ微笑むと、少し退いた不良さん達の隙間を通って不良さん達と言う名の障害を突破した。









「アレって……水川真梨?」


と言う、不良さん達の呟きに気付きもせず…