愛して。【完】






階段を2階に上がった所で1年の隼とは別れ。


教室へと向かう。


そう言えば忘れてたけど、隼って女嫌いなわけじゃない。


隼の教室にも少なからず女がいるんだろうけど…


大丈夫なんだろうか。


あー…でも、隼なら暴言吐いて知らず知らずのうちに精神的に傷付けてそうかも。


うん、きっとそうだな、と勝手に自己完結し。


教室へ入ると、異様な空気に包まれた。


色んな視線があちこちから飛んできて、居たたまれない。


言いたいことがあるなら、ハッキリ言えばいいのに。


流石に、こんな狭い場所で、誰が言ったかわかるような所では言えないって?


そりゃそうか。


この教室にも少なからず獅龍の奴がいるわけだし、総長の前であたしに文句なんて言えない。


他の男達だって獅龍幹部達にビビってるし。


女達だって、顔を赤くしてこそっとキャーキャー言ってるけど、あたしに向けているのは嫉妬と憎悪の視線。


多分、コソコソとあたしの悪口でも言ってるんだろうな。


これだから、女って嫌いだ。


男でも不良とかはあまり好まないけど。




チャイムが鳴って松村が入って来ると、教室の中を見て目を見開いている。


それは、あたしが朝から学校に来ているからなのか。


獅龍幹部達が朝から学校に来ているからなのか。


…わからないけど。