あたしの体は震えたまま。 なのに、なぜか無性に蓮の温もりに安心感を抱いた。 キュッと、蓮の服を掴む。 何でだろうね。 嫌。 嫌なはずなのに――…安心する。 あたしは蓮の胸に体を預けたまま、そっと目を閉じた… 17歳。 あたしは、 ――自分の醜さを殺してと、すがった…