しばらくして、目が醒めた。 起きたばかりの視界はぼやけていて見にくい。 ごしごしと目を擦り、ポケットから出したケータイで時間を確認する。 「4時間目の途中、か」 4時間目は確か生物の授業だった。 教師がねちっこい腹黒なのよね。 ……。昼休みまで此処にいよう。 ベッドから降り、机の上に開きっぱなしの利用者名簿を見る。 「ふーん…シドウ ガクってこういう字なの」 紫藤だから、髪の毛を紫にしたのかは定かじゃないけど、学と書いてガクと読む名前も珍しい。 普通、マナブって読むから。