見えないモノと、指の銃。


玄関の方から離れながら、
俺たちは走っていた。


固まるよりも2手に分かれて、
出口を探しながら逃げよう。と。

さっきと同じ人数で、
手当たり次第に大きめの窓や、
非常口を触りながら走っていた。


だけど見事に、今のところ全滅。

外に出る場所はどこも開かない。
それにやっぱり、
他の人間が見当たらない。


どこか逃げ場所を探す皆と、
俺はついでに三枝も探していた。

アイツなら、どうにかできるんじゃないだろうか。

見つけられれば、の話だけど。