見えないモノと、指の銃。


それじゃあ、本当に1人歩きを始めた『彼女』は、俺を殺しに来るのか?

考えながら視線を上げると、萩原は、かろうじて、若干不安そうな表情を浮かべていた。

「怖いんならさ、俺に送っていいよ」

だけどそう言われたから、
やっぱりコイツも楽しんでいるんだろう。


「いや、送んない」

そもそも、メールに○人に送れだとか、
そう言った事は書いていなかった。

それにもしも俺が誰かに送って、
相手に呪いがうつるだとかだったら、後味が悪すぎる。

それだったら、自分の所でとめた方が、まだましだ。