聞き取れないような声で何かを言う彼女 「…っき、なのに…っ」 「信じ、ってた…っだよ?」 好き?信じてた? なんのことだ……? 絢音…好きな人いたのか きっとその人に裏切られたんだ なのに俺…… 「責任…っ、とってよ…ばっか…あっ」 責任… 俺がとってあげられるものなら良かったのにな 俺じゃだめなんだろ? ごめんな、絢音…… 沈む心をごまかそうと寝返りをする ガタっ 近くのバケツに足が当たった