「やっときた。レクシアにならなかったのが奇跡だね」
嫌味を含めた言い方で藤丸は俺を出迎えた
「わりぃわりぃ。
でもちゃんと盗んできたし、館長の声録音したの警部に渡してきたからさ」
特に反省することもなく俺はネックレスを差し出した
「さて、どうする玲哉。
お前がこいつを倒してみるか?」
「やらせてもらえるなら俺は喜んでやるけど」
その言葉にフッと頬を緩める藤丸
「光之助の力を引き継いでいるのなら、ぜひ見たいものだ」
『光之助はすっごく強くてかっこよかったなぁ』
「そうか。」
特に嬉しそうな顔をするわけでもなく玲哉はネックレスを藤丸から受け取った
「気をつけろよ。
突然、変異する可能性がある」
「5分で片をつけてやる」


