「残念ですけど、俺をそんじょそこらの三流こそ泥と一緒にしないでほしいなぁ」 「は?」 いぶかしげな声をだす佐原警部に対し、俺は手錠をかけられた左手をだした パチン 指をならすと、それを合図とするように手錠はいとも簡単に外れた パチン もう一度指をならすと、今度は後ろにあるネックレスを守っていた防犯ガラスが音をたてて割れる