音をたてずに屋根に降り立った俺は、一番近くにあった窓に近づく
「ちっ。
中は警官だらけなうえに窓はセンサーかよ……」
さっすがでっかい美術館だけあって警備も予想以上だな
ん……?
横を見ると、そこには古びた窓が開いていた
「ラッキー♪」
早速中に入り込んだ俺がおりた先は、どうやら屋根裏のようなスペースだった
たくさんの木箱が積まれているわりにはどれもほこりがなく、明らかに最近運ばれたものだった
そして木箱の多くは外国から運ばれたもの……
ペンライトで俺は配送元を確認した
筆記体ばっかだなー……ま、これはあとで調べてみる価値があるかもな


