藤丸は何食わぬ顔で部屋に突然入ってきた そして南次郎に頭を下げる 「ただいま帰りました」 「うん、ご苦労様だった。」 ニコリと笑った南次郎は俺たちそっちのけで藤丸の方をみる 「元の姿に戻っとるということは呪いが解けたのだな?」 「おかげさまで」 「傷の具合はどうだ」 「今は少し跡が残っている程度で痛みは全く」 そうかそうか。 孫をみるような優しい表情を浮かべる南次郎に対して、藤丸はどこか固い表情だった